チーム作りのためのアクティビティTop 10
ハイブリッドワークという新しい形にチームがなじんできたら、士気を高めるアクティビティを慎重に選定して、チームのつながりを再構築していきましょう。
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チーム作りはなぜ重要なのか?
パンデミックが引き金となって起こった職場革命は、働く人々にワークライフバランスや柔軟性の面での恩恵をもたらしました。しかし、これまで週の大半を一緒に過ごしてきたチームのメンバーのつながりが絶たれ、バラバラになってしまったように感じるといったマイナス面もあります。それでも、アクティビティを慎重に計画し構成すれば、チーム精神を再燃し、エンゲージメントや士気を高め、さらに、生産性を高めることができるので、結果として利益の増大につながります。
未来の働き方について
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アクティビティの効果を上げるためのポイントは以下の通りです。
一人ひとりに参加を呼びかける
Salesforceの調査によると、人は自分の意見に耳を傾けてくれたと感じたとき、積極的に関与している実感が4.6倍上昇するとのことです。チーム作りのアクティビティのなかで社員に参加を促すと、エンゲージメントの向上につながります。
チームの一体感を醸成することに留意する
同じ考えを持つ人々や特定のプロジェクトに取り組むチーム、あるいは趣味やスキルまたは専門分野を共有する人々を結び付けることで、新たな関係を育て、各人の視野が広がります。
リーダーシップの経験が少ない人に積極的に体験してもらう
リーダーシップスキルを身につけたり、ビジネスゲームや社会活動に積極的に携わるよう奨励することで、殻を破ることができます。そうすると、誰もが批判を恐れず、自信を持って第一線で動いたり、貢献したりできるようになります。
多様性を称賛する
チーム作りのためのアクティビティによって、コラボレーションの効果を参加者が実感できるので、多様な背景、スキル、経験を持つ人々が団結して共通の目標を達成することにつながります。
結束力を高める
個人とチームのつながりを作り、アクティビティの目標を達成すると、同僚同士の結束が高まり、共同作業の成果を称える機会となります。
チーム作りのためのアクティビティを計画する
優れたチーム作りのアクティビティは偶然に起こるものではありません。チーム作りのROIを最大化し、アクティビティで最大限の効果を得るには、戦略が重要です。アクティビティで何を行うか、どうチームに提示するかという計画だけでなく、すべての参加者にとって適切であることと、自信を持って実行され、誰もが貢献できて、その経験から恩恵が得られるようにすることも非常に重要です。ここで、いくつかのアイデアをご紹介します。
アクティビティの目的を決める ‐ 達成したいことは何か
チーム作りのアクティビティでは、特定の目的あるいは複数の目的を達成できます。どのような結果にしたいのか検討しましょう。お互いのことをよく知る必要があるのか、自信を高める必要があるのか、効果的なコミュニケーションを向上させる必要があるのか、効率的な共同作業が必要なのか?チームに溶け込ませる必要がある新入社員がいるのか?変化への反発に対処したいのか?解決したいチーム内の対立があるのか?
どのような結果を出したいのかを把握すれば、適切なアクティビティを選択できます。
事前にしっかり計画を立てる
現在の状況とその理由を皆に知らせ、その反応を得ると同時に積極的に参加してもらうには、十分な事前の準備が必要です。効果的なアクティビティには、企画、デザイン、専門分野のスペシャリストやイベントプランナーとの連携、場所の確保、備品や機材などの調達が含まれることがあります。
各グループに適したアクティビティを作る
関与する人々や全体的な目標に合わせて行い、特定のグループに対して特定のアクティビティを選択した理由を明確にします。
すべての人を対象にする
誰もが関与できるアクティビティの予定を組み、気が進まない人を安心させ、経験や技術が十分ではないために置き去りにされがちな人も参加しやすいようにします。
全員にアクティビティがいつどのように行われるのかをしっかり伝える
登録またはサインアップのためのツールを活用して最新情報を伝え、関心度を高めていきましょう。
チーム全員の準備を万全にする
紙やペン、動きやすい服装など、必要な持ち物をリストにして、参加者が中断せずにアクティビティに参加できるようにします。
指示やパラメーターを明確にする
ゲームのルールや審査基準を回覧して、結果の評価方法や入手方法を明確にします。バーチャルチーム作りのアクティビティを行う場合、全員に話すチャンスを与えます。
平等性と多様性を維持する
役職、新入社員と長期勤続社員、性別、心身能力が異なるメンバーで混成チームを作りましょう。
企業の問題をアクティビティに取り入れない
エクササイズがチーム作りのためだけに作成されている場合は、組織のビジネス目標や目的に持っていこうとする気持ちを抑えましょう。そのことはフォローアップのアクティビティとして、後日いつでも行うことができます。
社員のエンゲージメントを維持できるチーム作りのための楽しいアクティビティ10選
エスケープルーム
エスケープルームは、コラボレーションやコミュニケーション、意思決定、問題解決の能力を向上させるのに最適です。シナリオは状況によりかなり変わってくるので、目標や参加者に合わせて難易度を選ぶとよいでしょう。また、エスケープルームは、ストレスが多くリスクの高い状況に対応するための練習にもなります。ただし、娯楽や楽しみとビジネス目標とのバランスを適切に取ることも重要です。
4つの事実と1つの嘘
典型的な自己紹介ゲームです。各チームメンバーが、自分自身に関する4つの事実と1つの嘘を提出します。チームメンバーが、そのうちどれが嘘なのかを議論し、投票します。
スクラブル・スクランブル
各チームメンバーに、無作為に選んだ2~3の文字が割り当てられます。それをチームの他のメンバーと共有し、特定の時間内にできるだけ多くの3文字以上の単語を作ってもらいます。
チームビンゴ
例) チームのプレイヤーの1人に関連する12のステートメントやカテゴリーでテンプレートを作成し、全員に配布します。プレイヤーは、該当するステートメントを同僚から見つけ出します。その際、ボードにX印を付けます。ボードを最初に完成させたプレイヤーが勝者になります。
スカベンジャーハント
間違いなく協力を促進するのに役立つ方法です。プレイヤー用に職場やイベント会場で探すアイテムのリストを作成しておきます。最初にすべてのアイテムをチェックしたチームが勝者になります。
Lost at Sea
プレイヤーに海上に取り残されたと想像してもらいます。各チームメンバーに、生存に役立ちそうな架空の物体リストを渡します。物々交換をしたり、チームで協力し合いながら、役立つアイテムのランク付けをして、生き残るためのキットを作ってもらいます。事前に「エキスパート」がまとめたリストに最も近いチームが勝者になります。
創造力を形に
個人やグループ向けに創造力を使うアクティビティを企画し、自信をつけてもらうとともにコラボレーションを促進させましょう。多大な専門知識を必要としないものを探しましょう(例:マグカップに描かれている絵、料理や超短編小説など)。もしくは、太極拳やダンスなど、身体を動かすアクティビティも良いでしょう。
背中合わせでのスケッチ
2人ずつ組になり、それぞれ背中合わせに座らせます。このゲームでは、1人が聞き手になり、もう1人は話し手になります。話し手に絵を渡し、聞き手に紙とペンを持たせます。話し手は、絵の内容を描写するのですが、その際直接的な言葉を使ってはいけません。聞き手は、そのヒントを頼りに絵を描いていきます。
物々交換パズル
同人数になるようグループ分けします。各チームに、難易度が同じで、違うパズルを渡し、制限時間内に完成してもらいます。自チームが他チームよりも早くパズルを完成させるのが目的です。
1チームのパズルピース数枚が別のチームのパズルピースに混ぜてあるという仕掛けがあります。プレイヤーは、パズルピースの交換や交渉、チームメンバーの交換、他チームに時間を寄付するなどして、他チームを説得し、失われたピースを手に入れなくてはなりません。
誕生日のラインナップ
グループが、縦や横に一列に並びます。プレイヤーは話をせずに、誕生日(月日)の順に並び直すのが目的です。話し始めたら、最初からやり直さなければなりません。難易度を上げたい場合は、参加者2~3名に目隠しさせてみるとよいでしょう。
バーチャルチームのためのチーム作り
チーム作りは、バーチャルチームにとって非常に効果があります。ギャラップ社の調査によれば、バーチャルチーム作りのアクティビティは、社員のパフォーマンスを強化させ、その結果、欠勤率が42%低減し、収益が21%アップするということです。さらに、他社の調査では、十分なサポートやコミュニケーションが得られ、さらにバーチャルチーム作りを行うことで、対面チームより優れた結果が出せることが示されました。
ただし、ほとんどの社員がリモートワークの場合、組織は、社員を集結させチーム精神を高めるための努力をさらに増していく必要があるでしょう。
実証済みのチーム作りアクティビティの多くは、バーチャル環境でも応用できますし、うまく機能します。バーチャル社員も含めてチームの連帯感を高める方法は、他にもあります。
リーグ: 音楽のプレイリスト、コンペティション、読書クラブのように、すべてのメンバーにお気に入りを聞いて、それについてディスカッションします。
ショーアンドテルの定期開催: 月に1~2度、メンバーが自分のことについて話します(例、楽しいと思っている活動、見たこと、経験したこと、感動したことなど)。
チャットやお茶の休憩タイム: お茶やコーヒー、おやつを持参して、皆で自由に近況を話すためのオンラインセッションを開催します。
テーマ別の定期投稿: メンバーが写真、イベント、意見、お気に入りを共有できる場所を設けましょう。