Workplace で従業員体験 (EX) 戦略を構築する方法

従業員を第一に考えることはもはや要求ではなく、当然の期待となっています。そのため、企業は意味のある従業員体験戦略を必要としています。このガイドでは、対応を始める前に知っておくべきことをご紹介します。

従業員体験 | 所要時間: 5分
employee engagement - Workplace from Meta

すでにご存じの通り、従業員体験戦略は、従業員に注意を払うことを基本にする必要があります。つまり、彼らに耳を傾け、観察し、実用的な洞察を得ることで、何をすべきかがわかります。それがわかったら、次のステップは組織が使用するツールの調査です。EX の問題点を解決する際に必要なのは、使用するツールだけではありません。まずは、適切なテクノロジーに投資することをおすすめします。

Workplaceは、人々がつながりを感じることを妨げている障壁を取り除き、組織全体における帰属意識を育成することに常に焦点を当ててきたため、EX の最も重要な問題点を解決するのに適した立場にあります。

Workplaceは、世界中の30億人をつなぐテクノロジーをベースにしたビジネスコミュニケーションツールであり、文化とテクノロジーを融合させ、あらゆる場所で誰もが活躍できる仕事の未来を創造します。BTのCEOであるPhilip Jansen氏は、次のように語っています。

“Workplaceは、私たちが目指すスピーディーかつインクルーシブでサポート効果の高い企業文化の醸成を支えてくれています。”

人事部門、コミュニケーション部門、IT部門のリーダーが組織全体にわたって従業員体験を実現するのに、Workplaceがどのように役立つかについて詳しく見ていきましょう。

全従業員にアクセス権を付与する

全従業員にアクセス権を付与する

誰もが同じプラットフォームにアクセスできるようにすることで、職務の種類や場所、勤続年数に関係なく、探している情報や人材、知識を見つけることができるようになります。Workplaceでは、Azure ADGoogleなどのIDプロバイダーとの統合により、従業員が広い地域に散在している場合でも、組織全体に簡単に展開することができます。また、会社のメールアドレスを持っていない人のためのアクセスコードや電話番号の招待など、フロントラインワーカーのための特別な機能も備えています。

すべての従業員の情報を1か所に集約できたら、次はどのように情報を共有し、広く使えるようにするかが課題になります。Workplaceを使えば、全社的なグループに自動的に割り当てることができるので、最新情報を見逃すことはありません。さらに、コミュニケーションチームが重要な社内文書を簡単に作成して共有できるよう、エンゲージメント機能を内蔵したモバイル向けイントラネット「情報ライブラリ」を用意しました。

そして、従業員は誰でもグループや情報ライブラリの文書に反応やコメントを残すことができるので、自分の声が確実に届くようになっています。

Defining EX roles across the organisation
コンシューマー向けテクノロジーとエンタープライズ向けテクノロジー間のギャップを埋める

コンシューマー向けテクノロジーとエンタープライズ向けテクノロジー間のギャップを埋める

WorkplaceはMetaの製品です。15年以上にわたり、デスクトップ、モバイル、バーチャルリアリティなど、世界中の30億人以上が愛用する技術を構築してきた経験が活かされています。他のツールとは異なり、ITチームはほとんどトレーニングを受けずにWorkplaceを導入できるため、業界平均をはるかに上回る導入率が期待できます。

職場にコミュニティをつくる

職場にコミュニティをつくる

私たちのミッションは、「職場のすべての人にコミュニティの力をもたらす」ことです。これは具体的にいうと、誰もがその存在を認められ、声を聞き入れられ、尊重されていると感じられるような方法で従業員同士を結び付けることです。その良い例がイベントです。

Workplaceのイベントツールを使えば、別のプラットフォームでライブ配信を主催したい場合でも、簡単にスケジュールや設定、ライブイベントの運営を行うことができます。

また、イベントを可能な限りインクルーシブにするために、ライブキャプション、ライブアンケート、Q&A、翻訳などの機能も備えています。

Create community at work
従業員の成長と発展を支援する

従業員の成長と発展を支援する

ここ数年、多くの従業員がキャリアアップを後回しにしているため、企業はその対応を余儀なくされています。Workplaceでは、誰でも、どこでも参加できるようにライブ配信される公式クラスでも、グループやチャットスレッドによるメンタリングやピアツーピアのフィードバックでも、学習は継続的に行われます。

評価に関しては、小さなことでも大きな違いにつながることがよくあります。これは例えば、リーダーが職場の投稿に「お疲れさま」とコメントしたり、プロジェクトリーダーが感謝を述べるために特別な投稿を作成し、チームの貢献を称えたりすることができます。さらに、「ありがとう」ボットを使ってプロセスを自動化し、長期的に評価を追跡するなど、もう少し高度な方法も考えられます。

目的意識をもってリードする

目的意識をもってリードする

すべてのニーズに対応できたとき、人は自分の働きが有意義だったと感じたいものです。企業にとってこれは、共通の価値観や信念に基づいた明確な目的を伝えることができることを意味します。私たちは、従業員が自社のミッションや目的に対して実際に何を期待しているかを知るために、アンケート調査などの機能を利用する組織を目にしてきました。また、これらの機能は、次善のアイデアをクラウドソーシングする上で重要なツールとして使われ、リーダーとの有意義なフィードバックループを作り出しています。そしてリーダーは ライブ動画を使って、ミッションを共有し、質問を受け、フィードバックに応答しています。また、グループを設定することで、ESGの取り組みを日々管理し、会社の約束を実現するためのチームを迅速に構築することができます。

もちろんアイデンティティには、自分らしく働くというもう1つの側面があります。Workplaceは、プロフィールに発音や代名詞を追加したり、従業員リソースグループを利用して人々が情熱を共有したり、仲間を見つけたり、単に新しい視点を発見したりするなど、さらにインクルーシブな文化の創造に常に力を入れています。

今日から実践する方法

今日から実践する方法

従業員体験への注目が高まっていることから得られる教訓が1つあるとすれば、それは「準備ができていようといまいと、変化は始まっている」ということです。

ここ数年、私たちは、企業が従業員のモチベーションを高め、コミュニケーションを促進し、維持するのに苦労していることを示すデータを見てきました。企業・組織は周りに追いつき追い越せと競争するために、人事部門に対して指導、専門知識、方針、リーダーシップを求めるようになります。また、コミュニケーション部門には、透明性のあるコミュニティを実現し、双方向の対話を促進することを求めています。そして、IT部門にはパートナーシップと、EX プランを提供し、企業文化の根本的な変化を可能にする技術スタックが求められています。

このプレイブックで紹介したインサイトは、最初のステップにすぎません。もっと深く知りたいという方は、ぜひお話をお聞かせください。

Metaの従業員体験ハブから、チームメンバーとの電話相談を今すぐ予約してください。


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